VisualBasic6 コマンドラインオプション

構文


vb6[.exe] [[{/run | /r} projectname] [[{/d compileconst}] {/make | /m } projectname] [{/makedll | /l} projectname] {/cmd argument | /c argument}][{/runexit} projectname][{/m} or {/runexit} projectname /out filename}][{/m}][/sdi] or [/mdi]


コマンド ライン切り替え構文の各部分は、以下のとおりです。


引数 Description
projectname プロジェクト (.vbp) ファイルの名前。


/run または /rprojectname をコンパイルした後、[プロジェクト プロパティ] ダイアログ ボックスの [実行可能ファイルの作成] タブの \"コマンド ライン引数\" フィールドに設定された引数を使って実行するよう指定します。このコマンドを使って、複数のプロジェクトを実行することができます。その場合、projectname を projectgroupname と置き換えます。
/make または /mAPP オブジェクトの Path、EXEName、および Title プロパティの現在の設定を使って、projectname をコンパイルし実行可能 (.exe) ファイルを作成するよう指定します。このコマンドを使って、複数のプロジェクトから実行可能 (.exe) ファイルをコンパイルし作成することができます。その場合、projectname を projectgroupname と置き換えます。
/makedll または /lprojectname をコンパイルし、インプロセス ActiveX サーバー (.dll) ファイルを作成するように Visual Basic に通知します。
/d または /D/make スイッチを使って .EXE を作成したり、/makedll スイッチを使って ActiveX DLL を作成するとき、条件付きコンパイル定数にどの値を使用すべきかを Visual Basic に通知します。Compileconst プロジェクト ファイルで使用される、条件付きコンパイル定数の名前と値です。
/cmd または /c[プロジェクト プロパティ] ダイアログ ボックスの [実行可能ファイルの作成] タブの \"コマンド ライン引数\" フィールドに、引数を入れます。この引数が使用される場合は、これがコマンド ラインの最後のスイッチである必要があります。
/runexitprojectname を実行するように Visual Basic に命じます。実行中、どのような理由でファイルが変更されても、すべての変更は無視され、デザイン モードに移行するときにもダイアログ ボックスは表示されません。 Filename /m または /runexit オプションを使って実行可能ファイルを作成するとき、エラーを受け取るファイルの名前です。
/out/m または /runexitオプションを使って作成するときにエラーを受け取るファイルを指定することができます。遭遇した最初のエラーは、ほかのステータス情報と共に、このファイルに入れられます。/out オプションを使用しないと、コマンド ライン作成エラーがメッセージ ボックスに表示されます。このオプションは、複数のプロジェクトを作成する場合に便利です。
/?使用可能なコマンド ライン引数の一覧を示します。
/sdiVisual Basic 環境をシングル ドキュメント インターフェイス (SDI) モードに変更します。ユーザーが変更するまで、SDI モードのままになります。引数 /mdi を使用するか、[オプション] ダイアログ ボックスの [詳細設定] タブの [SDI 開発環境] チェック ボックスをオフにすれば、MDI モードに変更することができます。
/mdiVisual Basic をマルチ ドキュメント インターフェイス (MDI) モードで開きます。変更するまで、Visual Basic は MDI モードのままになります。SDI モードに変更するには、引数 /sdi を使用するか、[オプション] ダイアログ ボックスの [詳細設定] タブの [SDI 開発環境] チェック ボックスをオンにします。MDI モードは既定モードです。


これらの引数を使用して Visual Basic を実行するには、引数をコマンド ラインに入れる必要があります。たとえば、Windows 95 スタート メニューの [ファイル名を指定して実行] コマンドで表示される [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスで引数を使用することもできます。Visual Basic を実行し、特定のプロジェクトをロードし、それを実行する有効なコマンド ラインは次のとおりです。


C:\\Vb6.exe /r MyProj.vbp