オプション'selection'

Vim には 'selection' というオプションがある。

'selection' 'sel'	文字列	(既定では "inclusive")
            グローバル
            {Vi にはない}
    このオプションは、選択時の動作を設定する。これはVisualモードとSelect
    モードでのみ使用される。
    設定可能な値は以下の通り。
       値       行末の後     末尾に操作 ~
       old             X        O
       inclusive       O        O
       exclusive       O        X
    「行末の後」というのは、カーソルを行末より1文字後ろに置けることを表す。
    「末尾に操作」というのは、選択領域の末尾の文字が操作を受けることを表す。
    例えば、選択領域の削除に "x" が使われたときなどに違いが出る。

"inclusive" が「行末の後」かつ「末尾に操作」で、しかもこれがデフォルトなのはなぜだろう?
末尾の文字が選択範囲に含まれるなら、行末の後という存在しない文字の上にカーソルが移動できなくてもかまわない気がするが。
Emacs は exclusive に相当する。


[追記:2006-10-16]
わかった。「行末の後」は改行文字を表していて、改行を削除することができるのだ。
"old" だと改行の削除ができない。